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The Martin Tenor sax [sax]

下に音源アップしました
写真 M6とMartin
キーガード、頑丈なワイヤー
サイドキーは古いドイツの楽器を思わせる配置、力がいるが精度は高い
ネックのアクションは堅牢かつ複雑
重量はあるが、バランスが良く、楽器全体にM6と似た振動をもつ。

堂々たる風格、マーティン ヴィンティージ シルバープレート テナーサックスです。いつもお世話になっている方からお借りして試奏させていただいています。驚いたことには大変古い楽器ですけれど現代の技術で完璧にオーヴァーホールされています。音程も大変よく問題ありません。肝心な音色ですが、左の愛用のアメセルM6と比べると、サブトーン領域ではとてもよく似た音だといえます。年代から言ってもSBAの方に近いですが。ポイントは狭いです。いい音がする吹き方をしないと奇麗に鳴ってくれません。M6から持ち替えるとアンブシュアがルーズになっているのでうまくなってくれないことがあります。その逆は問題なく、しかもM6を吹いてもマーティンの音になります。ちょうどヘインズやパウエルなどのビンテージのポイントが狭く、当たるとすごく奇麗な音がするフルートに似ています。吹いたあとYもMも同じ音がするというあの現象です。きれいな音しかしないというわけです。ジャズには理想的な音です。クラシック音楽の現代曲には無理があるかもしれませんが。サブトーン領域から連続して吹けあがっていきます。ワイヤーワークの低音部キーガードはConnのヴィンテージと同じなのですが、もしかしたらこの時代のエルクハートの楽器というのはどこかが部品を卸していて自社で組み立てというセルマーとアメセルのような関係があったのでしょうか。どなたか教えてください。それから各キーが時計回りに移動した場所に付いていて、体の前にまっすぐ構えるのではなく、すこし斜めに構えると指がフィットして音もよくなります。そうです自然にプレスの吹き方になるのです。これは楽しい発見でした。では音を聴いてください。
音を比較してみて下さい
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http://homepage.mac.com/herosia2/music/likesomeone.mp3


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