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YAMAHA Soprano Sax YSS-62S [sax]

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left: Selmer MarkⅥ---------------------------------right: Yamaha YSS-62S
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abobe: Selmer MarkⅥ-----------------------------below: Yamaha YSS-62S

試聴→ Central Park West MPはS80 C☆☆のシャンク切ったやつ リードRICO4

 ヤマハYSS-62Sである。ピッカピカのね。70年代後期から90年代初期まで作られていた楽器。
ヤマハからこの62シリーズが出たあたりからセルマー本社が危機感を持ってSuperAction80の開発を急いだという話を聞いたことがあるが、本当なのだろうか。とにかくソプラノに関してはセルマーはマーク7なしで左手サイドキーがバランス時代のままのマーク6であり、操作性で問題意識があったことは間違いないと思うのだが。しかし残念ながらその後のSuperAction80のソプラノはこのYSS-62に及ばないようである。初代は音色はなかなかいい物もあるが、操作性は62よりよいということはない。何より音程はヤマハの方がとりやすいようだ。作りが丁寧で彫刻も美しく、当時の物作りニッポンのレベルの高さを体現しているような楽器である。ヤマハ自身もその後のネックが取れるソプラノが果たしてこれを越えているかというと疑問だが。ただしYamahaのアルトやテナーは、ジャズではやっぱりメリケンサックスに比べると音が寂しい。
 それではマーク6のソプラノはどうなのかというと、音質は圧倒的に深い。倍音の成分は何といってもマーク6が上である。ただ、いいマウスピースを組み合わせなければならない。ヤマハはマウスピースを選ばない。むしろ付属のヤマハのやつが一番バランスがいいくらいだ。
 コルトレーンの音はマーク6でしか出ないが、80年以降のショーターサウンドならばむしろヤマハのほうが実現しやすい(本人が使っているのだから当たり前か、ただしR、RS)。
 アメリカでは62Sの方がマーク6より人気があるなんていう噂も聞いたことがある。でももし店頭で同じ程度で2つ並んでいたらマーク6を買うべき。サイドキーは慣れれば全く問題ない。
 ビンテージのソロイストを買うお金がない場合、銀メッキが極めてきれいな場合は、62Sを買うべきかもね。それから都内某ISHIMORI楽器には当時よりも良質のYSS-62用のパッドがあるからオーバーホールも条件になりますね。 
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